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第5回水辺空間研究会1

 投稿者:安田  投稿日:2003年 3月18日(火)16時40分0秒
  第5回水辺空間研究会1 投稿者:安田 修  投稿日: 1月21日(火)18時01分41秒

第5回水辺空間研究会議事録

1.日時   2002.12.9(月)16:30~19:00
2.場所   福岡大学吉田研究室
3.出席者  (敬称略、五十音順)
飯田 正伸
稲舛 積
梅原 晋       
大谷 鮎子
大西 達也
趙 世晨
永竿 哲哉
長峰 秀鷹
樋口 明彦
吉田 信夫
オープン参加 上瀧 今佐美

4.議題
  ●「2002年を振り返って」            樋口座長より

1) 2002年の活動内容と振り返り(別紙「水辺空間研究会2002年活動の振り返り」参照)
・各自の感想
① 新都市構想で福岡市が来年度に新組織をつくりそう。その組織と連携して動きの取れる研究会づくりができたら良い。
② 博多部の企業、人も以前より協力出来る体制になり、また予算も付きそうなので、以前よりも大きな「灯明ウォッチング」等の社会実験が一緒に出来るのではないだろうか。
③ 灯明ウォッチングについてあれだけの人間が集う(約6千人以上)魅力があると初めて分かった。この事実をもっと深く考えれば面白いのではないか。
④ 研究会に人が集まるのは「福岡が好きだから」である。利害関係がない人が参加するのは何故か掘り下げないといけないのではないか。
⑤ 11/2・12柳川で白秋祭があり、掘割を多数のドンコ舟がめぐり、灯明も美しかった。持てる資源を有効に活用している。柳川は川だけで考えれば良いが、福岡は川と海と面的に考えなければならない。
⑥ 灯明ウォッチングの際、小さなボートで良いから水上タクシーを動かしたい(100円海上タクシーがあれば面白い)。
⑦ 米国のFARMERS MARKET成功の秘訣は毎日行っているから。場所を違えて必ずどこかでやっている。活気があり、賑わいがある都市の創造には「ハレ」の集合体がいっぱいあり、いつでも何かが行われていることが重要と思う。
2) 今後のスケジュールについて
・メンバーの賛同を得、今後のスケジュールの考え方の決定をみる。
(別紙「水辺空間研究会2002年活動の振り返り」参照)

 

第5回水辺空間研究会2

 投稿者:安田  投稿日:2003年 3月18日(火)16時38分27秒
  ●「福岡のデザイン産業の現状・ユニバーサルデザイン・歩いて楽しい街づくり」に関する講演と質疑応答
                     講演者  「デザイン都市を創る会」の長峰会長

1) 福岡のデザイン産業の現状
  ①T型フォードの生産流通システムの成功は都市へ多大な影響を及ぼし、今もその影響が続いているが、最近、先進国で息詰まっている。いかに人間中心の社会に戻すかを試行している。つまり、供給者側の論理で社会が構築されてきた為の息詰まりである。大量消費社会のマスを対象とした機能優先のデザインからその人の為だけのデザイン(ONLE ONE)が重要になるのではないか。
  ②今後は消費者側に立った商品づくりが重要と考えるが、デザインの世界も供給者側に合わせた縦割り分野型のデザイン社会となっている。それ故、ひとつの商品をつくるのに現状はいろいろな分野のデザイナーが勝手にそれぞれの分野のデザインだけを行っている現状がある。これを改め、デザイナーが横のつながりを持って商品づくりを行う必要性があると考えている。
  ③福岡は東京、大阪、神戸に次ぐデザイナーの人数を誇る。デザインに関する学校も芸工大、九産大他デザインスクールなどが多数存在する。特にグラフィックデザイナーが多い。


2) 「デザインリーグ」に関して
①デザインは消費者の生活を豊かにするもの。消費者側に立ったデザインを目指そうと、各デザイン団体の横のネットワークづくりを行う為、1996年設立された。参加デザイン団体は19団体存在し、各団体4~500人が所属している。企業内のデザイナー等も入れると3~4000人の構成メンバーになる。
②デザインリーグの活動の特徴は組織の維持の為の活動はせず、各個のデザイナーが自由にやりたいことをやること。その為に事業部会を設け、議事も考えず、先に「何をしたいのか」を考えて実行することにしている。
③今までは社会活動としてのデザインをやっていたが、これからは経済活動としてのデザインもより力を入れたい。

3) 「デザイン都市を創る会」について
   ①「デザイン都市を創る会」は、県・市にニュートラルな発言を出来る場として創った。
   ②「 デザイン都市を創る会」の目指すものはユニバーサルデザイン、ネイティ
    ブデザイン、エコロジカルデザインである。
    a.ユニバーサルデザイン・・・超高齢化社会の到来により、ハンディキャップが当たり前の時代がやってくる。従来とは違い、「される側」が強い立場になるようなバリアフリーをデザインしていきたい。若手、高齢者向けデザインはマーケットがまだある。
    b.ネイティブデザイン・・・西欧型近代合理主義(大人社会、男性社会、白人社会)に対して女性や子供達の世界も尊重したアジア型(ネイティブ)の近代合理主義があるのではないか。
    c.エコロジカルデザイン・・・人間中心、人間の為に自然が存在するという西欧型の自然観と、アジア人の自然観では相違点があるのではないか。自然と共生するデザインを目指したい。
 

第4回水辺空間研究会1

 投稿者:安田 修  投稿日:2002年12月 4日(水)16時47分28秒
  第4回水辺空間研究会議事録2 投稿者:安田 修  投稿日:12月 4日(水)16時44分13秒

第4回水辺空間研究会議事録

1.日時   2002.10.21(月)16:45~21:00
2.場所   福岡大学吉田研究室
3.出席者  稲舛 積
       井上 貴博
       梅原 晋
       大谷 鮎子
       永竿 哲哉
長峰 秀鷹
樋口 明彦
吉田 信夫
オープン参加 上瀧 今佐美、樋口研究室の大学院生(4名)
事務局    日高 正人、安田 修

4.議題
●「ひとが『惹かれ・育ち・活きる都市』福岡」をまとめた
森岡助教授による講演と質疑応答
Ⅰ、都市将来予測に関しての視点
①シュミレーションモデルによる定量的な分析予測手法は費用がかかり過ぎ、且つ予測が正しいか否かは不明。それ故、「質」(人の幸せ)に着目して定性的な研究分析を行う手法もある。
②社会潮流としてのグローバル化をキチンと把握することが重要。グローバル化は地縁社会を崩壊させ、格差を作り出し、差別化された社会を創りだす。最終的には人の問題に行き着く流れである。
③ローカル化をどのように考えるかも重要。グローバル化を進め、ローカル化を果たすのはどうしたら良いかを考えなければならない。グローバル化とローカル化を繋ぐのは人ではないかと思う。
④NPOの発展は地縁型コミュニティー喪失の代償行為ではないか。今後、NPOが新しいコミュニティー活動の中心となり情報発信の場になっていくのではないか。
⑤都市は人と人との関係を「間接化」してきた。今後は人と人との関係を「直接化」していく世界(舞台)が魅力となるのではないか。

  
Ⅱ、「ひとが『惹かれ・育ち・活きる都市』福岡」に関して
①質に着目して徹底的に議論する場としての研究を目指した。まとめ役がいなかった為委員長になった。
②各委員が自分の専門分野のみの活動となった。
社会潮流と福岡の課題←このことを真剣に討論調査すべきであった。
         ↓
21世紀に向けた各分野の研究←「各分野」が各委員の専門分野へとスリ変わった。
都市社会学、教育社会学を充実させたかった。
③21世紀の福岡の都市像は題目どおり「ひとが『惹かれ・育ち・活きる都市』福岡」であると思う。その為には、
□まず、人が惹かれる魅力を如何に創るかを考える
□次に、人が「育つ」仕組みを考える
□最後に、人が「活きる」仕組みを考える
・ 福岡は福岡のみで「活きる」必要はなく、アジアの人材供給都市として人が活きれば良いのではないか。

Ⅲ、福岡の可能性に関する私見
① 今後はデザイン産業が人を惹きつけていく上で重要になると思う。     
福岡はデザイナーが多く、また、活躍している都市である。福岡の市政の一つに取り上げたら良いと思う。(ex.中国のIndustrial Designを引っ張ってきた人は福岡人。今、中国の高齢化社会をデザインでどう支えるか考えている。)
②今後、注目すべきは昔の「市」であると思う。人々が対面して値段をお互いに決めあう人が主役の舞台が重要と思う。それ故、「大名地区」には惹かれるものがある。
       大名地区の特性=ワケノワカラナイ所
a.奥行きが深い。
分かりにくさが価値  ←対称→  分かり易さが価値=天神、デパート

b.店主の自分の趣味で店をやっている。
気ままで、店主の主張がある ←対称→ どこにでもある。値札が競争力



Ⅳ、その他(現状起きていることへの問題提起)
①日本で流れる車のCMは全て外国の風景、皆、不思議に思わないか。
②「曽我さん」が父親と抱き合った瞬間、場がCMへと移行して「色々な選択があるから嬉しい」という場面に変わる。どう理解して良いか分からない。


 

第4回水辺空間研究会議事録2

 投稿者:安田 修  投稿日:2002年12月 4日(水)16時39分45秒
    Ⅴ、質疑応答
1、デザインとは何か?
◎アートは問題定義型。デザインは問題解決型と言えるのではないか。アートとは違い本来デザインとはユーザーの暮らしを豊かにするもの。今のデザインは工業化と大量生産の中で消費のためのデザインとなっている。日本語では表せない。
2、「思い込み」が行動の源ではないか。 
◎福岡JC50周年のテーマは思い込みで作った「よかばい福岡・・・よか人、よか街、よか所」である。「福岡に生まれ、死んでいくのが喜び」にという街にしたい。ちなみに全国のJCでは心のゆとりを重視して「スローでいいじゃないか」がテーマ。
3、都市=商業地ということなのか。「住む」ということを軽く見ていないか?
◎大名など、昔風の民家は減っているが居住人口は増えている。「住む」という中に「市」とか取引きなんかも含まれるのではないか。
4、その他
◎最近の市民意識データによれば、人は「安全・安心な福岡」を求めている。
◎ユニクロ(グローバル化を推進する企業)、大名(ローカル化の場所)が共存できる世の中が大事ではないか。奥行きのある大名のような街が広げられれば良いが、大名は自然発生的に出来たものであり、残念ながらプランニングすることは非常に難しい。
◎京王デパートはお年寄り向けに(若者向けはなし)特化したために成功したと聞く。参考にしたい。
◎北九州は八幡から小倉、門司へとカメレオンのように変化を続けてきた都市であり、福岡より新しいものを創りだす力は上ではないか。
◎福岡はアジアとごった煮になるのが良いのではないか。博多は元来が中国人によって造られたように、土壌はある。しかし、現在中華街はない。昔はあって今はないということは、今の博多の人間は痛みを伴ってでもやるかとなると逃げてしまうのではないか。
◎博多ゆかりの人をネットワーク化し、彼らから海外に発信していくのが良いのではないか。

5、博多らしさとはなにか
       ◎進取の精神といえるのではないか。

5.樋口研究室の研究生による「福岡の将来像」の発表
①Saruk Projectの発表・・・story along the river of urban key
               ~人が思いのままに「さるく」(歩き回る)
                ことができ、自由に自己表現を行うことが出来る舞台~
1、福岡の可能性とこれから
2、先進事例(海外の水辺都市)
3、現状分析(那珂川、博多川付近)
4、誰でも主役になれる都心作り
5、saruk stage構想
6、他都市では味わえない水辺空間都市(saruk stage)
②質疑応答
・出席者一同喜ぶ。「福岡の将来像」を教えていく上での研究会タタキ題として利用することで合意。 



6.その他
○次回研究会内容に関して
・「デザイン都市FUKUOKAを創る会」会長の長峰さんによる講演と質疑応答

○博多湾クルージングについて
・博多港開発の協力により、博多湾をクルーザーにて視察を行う。
・参加費一人2千円持参のこと。

○当研究会の名称について 
・当研究会の正式名称を募集中です。「福岡が光り輝き世界の憧れになるためのハードとソフトの具現化を考える。」ことが当研究の目的。現在「水辺空間研究会」という名称になっていますが、現在、名は体を表しておりません。次回、研究会までに良い名称を各自考えて案があれば提案することとする。もし提案無くば「Saruk研究会」という名称に変更するか否かを次回研究会で考え決める。
 

実験イベント 灯明ウォッチング

 投稿者:安田 修  投稿日:2002年10月17日(木)17時54分50秒
  実験事業内容

目的    水辺空間イベントの経済的有効性の検証
内容    水辺沿いにオープンカフェを設置して商売の実験を行う。と同時に、視覚(灯明)
      と聴覚(音楽)にアピールするイベントを行い、集客と売り上げの相関関係を探る。
主催    博多部まちづくり協議会(事務局:NPO博多まちづくり)
共催    水辺空間研究会
開催日   平成14年10月5日(雨天の場合は翌日に順延)
時間    実験は午後3時から午後9時まで。灯明は午後6時案内で午後9時半まで
会場    博多川を含む博多リバレイン広場前(灯明ウォッチングは博多部一帯)


実験において期待する成果

「水辺におけるオープンカフェは集客力があり収益があげられるか?賑わいを如何にして(仕掛
けと仕組み)商売に繋げるか?」の命題に対する各メンバーの印象による共通認識を得る。


作業項目

カフェ設営      バンコ(長さ1.6m)39台の運搬・設置他
カフェ運営      リバレインテナント(ホテルオークラ)が運営
音楽家演奏      午後3時から午後9時まで3人で演奏予定
灯明設営       約500個の灯明作成とアート作品を博多川に設置予定
集客と売上げの調査  時間帯別に集客数と売上げ(オークラへ依頼予定ですが回答頂けない場 
           合は客単価を想定して売上げを推測する)の調査
 

第3回水辺空間研究会議事録1

 投稿者:安田 修  投稿日:2002年10月17日(木)17時21分0秒
  第3回水辺空間研究会議事録

1.日時   2002.9.11.(水)16:00~20:00
2.場所   福岡大学吉田研究室
3.出席者  稲舛 積
       梅原 晋
       大西 達也
       趙 世シン
       永竿 哲哉
       長峰 秀鷹
       樋口 明彦
       増田 徹也
       吉田 信夫 
          以上50音順敬称略
     オープン参加 上瀧 今佐美、樋口研究室の大学院生(3人)
     事務局    日高 正人、安田 修

4. 題   
1)、呉領事(在福岡韓国領事)から見た福岡の良い点悪い点」の講演と
   意見交換
◎呉領事から見た福岡のイメージについて
・ 韓国に似ており、アジアを感じさせ親近感を感じさせる。
・ 街がきれいで都市のサイズも程良く、とても住み易い。
・ 福岡のイメージは住み易いけれど、世界から人を集客するほどの魅力はない。
・ この街で遊びたいというイメージはない。
・ 観光客がわざわざ探して遊びに行くという都市ではない。
・ 福岡はベースとしてのインフラは素晴らしい。また、福岡は気質として開放的である。(外国  人は日本人は開放的でないというイメージを持っている。
・ 百道浜は欧米的できれいだが「福岡かな?」と思う。
・ 福岡は海が近くに感じられない。非常に長い海岸線が存在するのに、もっと人が行きやすい、  もっと人間的な、楽しい場所にしてはどうかと思う。百道の浜はきれい過ぎて海に入りたくな  い。
 
◎福岡の将来像に対する呉領事の希望
・ 都市のイメージを強くアピール出来る街づくりに取り組んで貰いたい。これからは国という単  位よりもローカルという単位が重要になる。例えば韓国よりもソウル、釜山という単位が重要  になるということである。
・ 今後、発展していく都市はブランドイメージが重要である。
・ 福岡は今のインフラを利用して、ソフトパワーを充実させ、独自の都市イメージを作って貰い  たい。
・ 福岡に行ったら「アジアの全て」を感じられるという街づくりが出来たら素晴らしい。欧米を  感じさせるのではく、日本が感じられ、アジアが感じられる街づくりを行って貰いたい。
・ アジアマンスは日本も嬉しいだけじゃなくアジアも嬉しいのだ。一ヶ月というイベントではな  く、通年で行って貰いたい。
・ 個人的な好みではあるが、私は日本の伝統的家屋の街並みが好きである。
・ 今、ショッピングはどこに行っても同じような場づくりになっており、魅力を感じなくなって  いる。フリーマ-ケット的市場を創れたら素敵と思う。
・ 福岡は戦略を持てば良いと思う。(北九州市は中小企業の製造業にターゲットを絞り、努力し   ている。)

※以降、質疑応答
・釜山のチャガルティ市場はそこに住む人間が生活に必要
 で出来上がった場所であり、これこそがソフトパワーで
 ある。真似して作れるものではない。
 ローマやパリは博物館のような都市であり、長い歴史をかけて出来上
 がったのであって、一朝一夕に創造できるものではないのと同じであ
 る。
・日本の電化製品は使わないとその良さが分からない。
 日本人も見た目では分からないが、会えば会うほど良さ
 が分かる。福岡も住めば住むほど良さが分かる。本来、 
 生活している人間にとってアジアから人が来ようが来ま
 いが関係ない。その意味では刺激的な面白さがなくても
 良いのかもしれない。
・中国の天津は水資源が少ない。日本の資源は「水」にあ   
 ると思う。しかし、福岡は海も川も身近とは言えず、水資源を
 活かしているとは言えない。
 

第3回水辺空間研究会議事録2

 投稿者:安田 修  投稿日:2002年10月17日(木)17時15分21秒
  2)、「NPO博多部まちづくりの活動内容」(稲舛事務局)の説明と意見交換
◎NPO「博多部まちづくり」、博多回廊並びに灯明ウォッチング  に関する紹介と説明
  ※以降、質疑応答
・ 山笠等のイメージより他地域から博多に移り住みたいという人間が増えているが、より人が住み易くなるような制度(市の借り上げ制度等)を推進していくことが重要。
・ 本来、リーダーシップを取るべき政治家が、博多のまちづくりに関しては、自分の私利私欲により邪魔な存在となっている気がする。街づくりに政治家が介入すると面倒になる気がする。

3)、実験イベント案作りとその推進に関して
◎ NPO「博多部まちづくり」の行っている灯明ウォッチングを活用して、「水辺の魅力を活用し商売を創る。」実験イベントを行うことで合意を得る。(欠席者の方、ごめんなさい)イベント企画内容については別紙参照。

・イベント開催日時(灯明ウォッチング開催日と同一)平成14年10月5日(雨天順延)
        
・イベント案は事務局原案を叩き台とし、NPO博多部まちづくりと今後協議の上決定。ボランティア、スポンサーに関しては、イベント実行案が決定次第、メンバー各位に事務局より連絡し、参加可能な方を募る。(最低でもイベント当日の各メンバーの視察をお願いしたい。)

4)、その他
● 次回研究会の内容と日時に関して
・ 内容
「ひとが『惹かれ・育ち・活きる都市』福岡」をまとめた森岡助教授による講演と質疑応答並びに、樋口研究室による那珂川の利用計画発表会
・ 日時に関しては関係者の都合を事務局が調査し決定。

● 博多湾クルージングに関して
・ 博多港開発の協力により、博多湾をクルーザーにて視察を行う。
・ 日時に関しては船の利用可能日を調査の上、事務局より各メンバーへ連絡いたします。皆様のご参加をお願い申し上げます。
                                        以上
 

第2回水辺空間研究会議事録1

 投稿者:安田 修メール  投稿日:2002年 8月23日(金)15時05分22秒
  第2回水辺空間研究会議事禄

1.日時   2002.7.30.(火)研究会16:00~18:30
                     
2.場所   研究会 福岡大学吉田研究室
        
3.出席者  飯田 正伸
     稲舛 積
     梅原 晋
     大西 達也
     永竿 哲哉
     長峰 秀鷹
     鍋山 徹
     樋口 明彦
     吉田 信夫 
        以上50音順敬称略
     オープン参加 上瀧 今佐美
     
4.議題
?  新メンバーの紹介並びに前回議事録の確認
? 各メンバーの他都市の街づくりに関する事例分析等
● 広島のリバークルーズとオープンカフェに関して
  広島は都心に緑が多くオープンスペースが豊富にある都市。そのオープンスペースの有効活用としてオープンカフェが市内3ヶ所(平和大通り緑地帯・元安川河岸緑地・京橋川河岸緑地)に、平成12年に設置された。雰囲気が良く、新しい都市の楽しみ方を演出しており、広島の魅力アップに貢献している。公共空間を民間に開放して都市の魅力アップを図った事例であり参考になる。ただし、本設置に至るまで社会的な実験を行ない、広くコンセンサスづくりを行ったからできたことである。オープンカフェの出現で街に華やぎとくつろぎの場が増え、リバークルーズ客が増加したという副次効果も産んだ。
 一方、リバークルーズは事業収支が悪く累積赤字が膨らみ2002年3月に破綻した。原因は事業収支の見通しの甘さ。年間2万人ちょっとの利用者しかいないのに計画では7万人を超える利用者を見込んでいた。また、船に乗って観る資源が広島には少ない。水上交通は船に乗って何を見せるのかという観点が重要。オープンカフェの視覚は水上交通の魅力になる。
 ただし、リバークルーズは年間利用客を2万5千人と現実的な数値とし、中古の船で乗務員3人と初期投資を押さえた形で、この7月に復活している。広島の川は那珂川と比較すると幅が広いため、向こう岸に対して親近感が湧かない。また、水位の高さの点から船からの視覚は護岸に限られ易いという欠点がある。広島という街は「男の街」ではないか。大型クルーズ船が入ってくる宇品の港は汚いし都心とのアクセスも悪い。
 広島と福岡を水上交通で比較すると博多湾のマリエラの乗船客数は年間5.5万人おり、福岡に定着してきたと言える。

● 北九州市の「チャチャタウン小倉」に関して
 平成12年冬にオープンして先日来場者1000万人を記録した。年間600万人集客している。チャチャタウン小倉ができて街のイメージが明るく変わった。小倉の街づくりに貢献している。成功要因は次の4点。
・ 低層階で押さえ、容積を全部使わず、集客上無理と思われる多数の店舗展開をしなかった。
・ 遠くからでも認識できるようにランドマークとして観覧車を導入し
 た。
・ フェスティバルマーケットを目指し、毎日(365日)イベントとして何
 かを行った。
・ デイリー性を重視したショッピングセンターとして西鉄ストアーを誘
 致した。

 福岡はキャナルシティがショッピングセンターとして多数集客しているが「点」としての賑わいではないか。キャナルシティから那珂川沿いを通じてベイサイドへ、そして西通りを通じて天神・大名へと面的な賑わいの展開が必要ではないか。
 

第2回水辺空間研究会議事録2

 投稿者:安田 修メール  投稿日:2002年 8月23日(金)15時03分56秒
  ● 北九州市のマイタウンマイリバー構想に関して
    末吉市長が市長一期目に着手した事業。ほとんどが公共事業。この事業の目的は「北九州の表の顔づくり」であると言える。運輸省の金を使い行った面的事業が門司港レトロ地区だが、北九州都心からは遠く「表の顔」とは言えない。末吉市長は建設省の金を使い「北九州の表の顔づくり」を行った。一兆円を超える金が投下されている。表の顔をつくろうとしたら線ではダメで面としての街づくりを考えていかないといけない。福岡の表の顔はどこかというと心象風景としては大濠公園ぐらいか?「今」の時代を象徴させれば天神か?もうひとつはっきりしない。「福岡の表の顔づくり」を那珂川沿いで取り組もうと考えた時、川沿いの線で考えるのではなく、面としての区域で考えなければならない。

● 横浜の1980~2000に関して
 横浜は近代的でオシャレなイメージを発信している都市。しかし、1980年時点でMM21地区は三菱グループの工場・倉庫等が立地する場所であった。当時は山下公園・港が見えるが丘公園・外人墓地・中華街・横浜球場等のあるごく狭い地域が集客の資源で
あった。1983年にMM21が都市計画決定され、1989年にベイブリッジの開通(交通インフラ)と横浜博覧祭の開催、1993年にランドマークタワーオープン、1994年に国際会議場オープン、そして今年(2002年)大桟橋と赤レンガ倉庫がオープンした。山下公園から桜木町に繋がる海沿いの地域が消費者を引きつける地域となった。また、横浜のイメージは「マドロス波止場→ブルーライト横浜→サザンオールスターズ→オシャレで近代的な街」と変わってきている。ハード面の整備とソフト面の展開の結果、1990~2000年で日帰り観光客数780万人増加、宿泊客数170万人増加という効果と都市イメージの向上(人が行ってみたい)という効果を産んだ。
 横浜と福岡を比較すると、人を集客するエリアは福岡の方がはるかに広く、海沿いの環境も優れている。横浜は都心への集中投資を行ない、人が楽しく歩き回れ、生活を楽しめる範囲を量的にも質的にも広げ、都心の魅力向上に力を注いだということではないか。

? 魅力ある福岡づくりに関して
● 今年4月九州地方整備局が2年がかりで策定した九州・新長期ビジョンは目標を10年後~15年後とし、副題として「都市と自然・アジアが身近な21世紀のフロンティア九州」と名付けた。「異文化が混ざり合い、新しい文化が芽生える異文化共生圏を創ろうじゃないか」と提案した結果でもあり、その地方の臭いが感じられる題名が重要との判断で、副題に「アジア」が入っている。福岡はアジアの拠点都市になるべく、アジアを意識した方が良い。
 また、我々の先輩は約60年前に街づくりや港づくりにおいて、物流の観点から船の通る運河を筑後川まで通そうと大胆な提案している。我々も今だけでなく20年~30年後にも役に立つ考えを提案していきたい。先頃会った武田鉄也曰く、「子供の頃、雑餉隈まで博多湾からの潮騒の香りがした」。20世紀後半において、我々はいろんなモノを手に入れたが、同時に大切なモノも失ってしまったと感じた。
 本研究会でスマートで実行性のある課題の整理を行いたい。

● 市の若手勉強会の中で「都心の魅力づくり」が話題となっている。都心の緑と水辺の使い方を民間に開放していく方が良いのではないかと考えており、市長にも提案していきたい。リバレイン前の広場の利用の仕方、競艇場の水面の利用の仕方等、もっと考えればより魅力ある都心になるのではないか。その為の仕掛けが重要ではないか。
 

第2回水辺空間研究会議事録3

 投稿者:安田 修メール  投稿日:2002年 8月23日(金)14時57分55秒
  ● リバレイン前の風景は綺麗すぎる。人がいなくて綺麗なデザインとなっている。もっとグチャグチャで臭いがしそうなモノがアジアではないか。欧米のコピーをしているのがリバレイン。日本人と欧米人は身体も文化も違っており、欧米風のモノは日本には似合わない。覗き込みたくなるような五感を刺激する場が重要。

● 人がその都市に対して持つイメージは重要。歌ひとつでその都市の魅力が変わってしまう。「魅力」とは何だろう?学者等の乾いた言葉で言い表せないモノがある。本当の個性ある福岡の水辺空間づくりが必要と考える。

● 福岡は侍の街である福岡部と商人の街で碁盤の目状をしている博多部からなるツウィンシティ。ツウィンシティの魅力を創ることが重要と考える。また、福岡が持つコンパクトシティとしての魅力をより活かす手法も考えるべきであり、博多湾を含めた船の周遊ルートが欲しい。博多湾岸はゴチャゴチャさせず、全て松原が良い。
 都心の公共スペースの活用もなんとかならないものか。市民があまり利用せず、競艇場から帰る人が寄る公園が須崎公園。たとえば、ラグビー場とかサッカー場とかに変更できないものか。スポーツを行える都心づくりを行いたい。
 総じて思うことは、「博多」に関する本は大学の先生を含めて多くの方が多々出版しているが、全然街づくりに役立っていないということ。「研究すること」よりも「実行すること」の方が意義がある。現在博多部の衰退が進んでいる。明治の後期には人口4万人を数えたが今は約1.5万人。少子高齢化も激しい。山笠も博多部だけでは存立できなくなっている。この博多部の振興を図りたいと次の2点を実施するつもり。
          ?「博多部回廊」の道路を一方通行にして片側レーンを利用し、カ
           フェテラスや駐車場・サイクルレーン等とする(道路の目的外利
           用)街づくり実験を行う。(国交省からの補助金300万獲得)
          ?「バンコ(縁台・ベンチ)づくり」という名称で、デザイナーと
           メーカーとの協力の下、アイデアバンコを里親(寄付者)づくり
           を行い、歩道上に設置する。

 また、「中州祭」と、リバレイン前で行っている「灯明ウォッチング」
を今年は同時開催する予定。川を隔てて2行事が執り行われる。
 公共空間を民間に開放することは活性化のために有効な手段ではあるが、実行するには行政のリーダーシップが必要だし、また、それを行政に焚き付ける人間も必要。将来的には「道路」や「川縁」もイベントとしての利用だけではなく、商売も行える場所にしたい。

● 博多部の衰退は別府の街の経緯と似ている。別府も最初は大きな設
定はなかった。客は別府の街を楽しげに散策していた。中小の店が共存していたと思う。しばらくして温泉街として有名となり、多数の客が訪れるようになった。資本家は大施設を造り客を自施設の中だけに囲い込みだした。別府の街には脈絡のない施設が多くなり、街並みから人影が消えだした。そして、湯布院が脚光を浴びだした。
福岡もキャナルシティを含めて自施設に客の囲い込みを行う事業者が多い。
民間は少しでも自分の利を得ようとするから仕方がない点はある。          しかし、人が施設の外に出て行こうとしなくなり、「街としての魅力」
は失せていき、街並みから人影が消えていく。

?その他(本研究会の進め方及びその他の意見等)
● 都市科学研究所が自主研究として「ひとが『惹かれ・育ち・活きる都市』福岡」をまとめている。当研究会でも参考となる点があると思うので、担当された方をお呼びしてお話を聞いてみる機会を創ったらいかがだろうか。(ただし、学者の冷めた言葉を聞くことに意味はないという反対意見もあり)

● 「皆で一回イベントを実験してみよう」という前回の話題に対して、那珂川水上音楽祭の案が提案されたが、次の点に関して疑問点が出されメンバーの賛同を得ず。
・ 人を集客してお金を取り、客の満足と収支状況を分析する実験ではなかったのか?当研究会と提案イベントとの繋がりが不明確。
・ 予算1000万はかかりすぎ。この程度のものは200~300万円を寄付金の上限と考えるべき。スポンサーがいて後の残りを寄付でというぐらいにしないといけない。
・ 騒音がある場所で観客が満足するのか?
・ 許可の見通し等不明な点が多い。
・ 大がかりではなく、もっと身近で手頃なイベント等を考えた
い。           



*次回研究会の予定   9月11日(水)16:00~
            場所福岡大学吉田研究室
                                     以上
 

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